2024年『子育てエコホーム支援事業』とは?最大100万円の新築住宅、リフォームの補助金
例年続けられてきている住宅に関する住宅取得の補助金制度。2024年版の概要が11月14日に公開されました。
制度の目的
エネルギー価格などの物価高騰の影響を受けやすい子育て世帯・若者夫婦世帯による高い省エネ性能を有する新築住宅の取得や、住宅の省エネ改修等に対して支援することにより、子育て世帯・若者夫婦世帯等による省エネ投資の下支えを行い、2050年カーボンニュートラルの実現を図る。
新築住宅の制度内容
補助金額
長期優良住宅 100万円/戸
ZEH住宅 80万円/戸
対象住宅
省エネ性能を備えた住宅が補助事業の対象となっており、長期優良住宅とZEH住宅が該当します。
長期優良住宅
●耐震性やメンテナンス性、住環境など幅広い基準を評価
●住宅ローン控除でも控除額が最大となる。
ZEH住宅
●意味はゼロエネルギーハウス。エネルギーに特化した評価
※その他、一定の延床面積や一定条件を満たす土地に建っているかという基準があります。
【補助額が半額】
市街化調整区域かつ土砂災害警戒区域や浸水想定区域などに該当する区域
【対象外】
工事着手 ※が2023年11月1日以前
延床面積の基準:50未満 240㎡以以上
土砂災害警戒区域や災害危険区域といった災害リスクの高いエリアの住宅
申請開始は2024年になるけれど、上記の通り、それ以前に工事着工した住宅も対象となります。
※ 基礎工事より後の工程の工事への着手をいいます。
対象者
・子育て世帯(18歳未満の子を有する世帯)
・若者夫婦世帯(夫婦のいずれかが39歳以下の世帯)
■リフォームの制度内容
補助金額
工事の対象箇所にそれぞれ上限金額が設けられていて、そのトータル金額が60万円となっています。また、対象世帯によって上限金額が変わります。
※リフォームはすべての世帯が対象
該当のリフォーム箇所に応じた金額の合計 |
長期優良リフォームをした場合 |
既存住宅購入を伴う場合 |
|
子育て・若夫婦世帯 |
30万円 |
45万円 |
60万円 |
その他の世帯 |
20万円 |
30万円 |
|
対象工事
- 開口部の断熱改修
- 外壁、屋根・天井又は床の断熱改修
- エコ住宅設備の設置
- 子育て対応改修
- 防災性向上改修
- バリアフリー改修
- 空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置
⑧リフォーム瑕疵保険等への加入
注意点として、住宅の省エネ化を目的とした①②③のいずれかの工事は必須。それぞれの工事内容で補助額が決まっていて、補助額の合計額が5万円以上で補助対象となります。
開口部(窓やドア)のリフォームが省エネには効果的です。
よくある質問
2024年『子育てエコホーム支援事業』のよくある質問をまとめました。
申請は誰がするのか
この制度のポイントは申請を販売会社などの業者が行うことです。
面倒な書類の準備・申請は業者にお任せ!
補助金はどう支払われるのか
補助金は、まず申請をした業者に支払われます。
工事費用に充当したり、現金で受け取るなどがあります。
業者によって異なるので確認しておきましょう。
申請はいつから?
現時点では正確な日付は公表されてないけど、3月下旬が予定されています。
予約も可能だから、早めの申請が安心ですね。
住宅購入、リフォームの際は早めの申請を
住宅ローン減税も性能を満たしていない住宅に関しては適用が無くなる2024年。住宅の性能はマストな時代となっています。
ぜひ、早めの新築計画、購入と、予約申請を行いましょう。
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