住宅に火災警報器を設置するのは義務?設置すべき場所とは

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住宅には、人の命や健康を守るために設置しないといけないものがいろいろあります。みなさんが普段気にしないであろう火災警報器も、実は設置が義務化されているのです。今回のこの記事では、火災警報器についてご紹介していきます。

■すべての住宅において火災警報器の設置は義務

2006年6月1日に改正消防法が施され、火災警報器の設置が義務付けられました。火災警報器とは火災報知機の中の一種で、熱や煙を感知した際に警報が鳴るようになっています。火災警報器は住宅の壁や天井に取り付けられており、火災報知器は学校や病院などの壁についている赤いのが火災報知機になります。よく火災報知機と火災警報器は同一の物だと勘違いされがちですが、異なる物です。

 

■義務化されたことによって被害は減ったのか

では、火災警報器の設置を義務化したことによって被害が減っているのかどうか見てみましょう。

●実際に被害は減っている

最初に結論を言いますと、設置義務化後から被害は減っています。義務化前と比較して、およそ半分ほど被害が減っており、効果が現れています。

●未だに未設置の場所もある

火災警報器の設置は義務化されていますが、残念ながら未だ設置率が100%というわけではありません。設置は義務化されているものの、設置していない場合の罰則は現在まで特に定められていないのです。とは言え、かけがえのない命を守るために火災警報器の設置は大切なので、必ず設置するようにしましょう。

■住宅で火災警報器を設置すべき場所は?

上記では、火災警報器の設置によってどれほど被害が減ったのかを紹介しました。次は、どんな場所に設置する義務があるのかを理由も付けて紹介いたします。

※義務化されている場所

「寝室」と「階段」部分に設置義務があり、一家に一つ設置しておけば大丈夫というわけではありません。また、市町村や住宅の構造によっては「台所」や「廊下」にも設置義務が課されているので、気になる方は是非調べてみてください。

●寝室

寝ているときに火災が発生してしまうとなかなか気づくことができず被害にあってしまう可能性が高いため、寝室に設置義務が課されています。

●階段

煙は階段を伝って上の階に上がっていくため、寝室のある階の階段に設置義務が課せられています。

●台所(義務か推奨かは市町村によって異なる)

台所に設置義務が課されているかどうかは市町村によって異なります。台所で料理をした後に火を消し忘れたりして火災が発生することが多くあります。日頃から火の元を確認するのは当たり前のことではありますが、火災警報器を設置しておくと安心できます。

●廊下(7m2(四畳半)以上の居室が5以上ある階)

廊下は7m2(四畳半)以上の居室が5以上ある階には設置義務が課されていることがほとんどです。廊下が広いと知らないうちに有毒なガスが充満する可能性が高いので、7m2(四畳半)以上の居室が5以上ある階には設置義務が課されていることがあります。

■火災警報器の種類

火災警報器にはさまざまな種類があります。種類によって感知の仕方や警報音などが異なってきます。

●電源方式

電源方式、電池方式があります。電源方式には電源コードをコンセントに接続して使用するため停電などが起きなければ使用できますが、電池方式の場合ですと電池で動くので、定期的に電池交換を行う必要があります。

●作動方式

単独型、連動型があります。単独型の場合ですと1つの警報器が警報を単独で発し、連動型の場合ですと複数の警報器のうちの1つが感知した際に他の場所に設置してある警報器も連動して警報を発します。

●感知方式

感知方式は主に煙検知式と熱検知式があります。火災発生の初期段階で出てくる煙を感知して警報を鳴らすのが煙検知式で、一定以上の熱が放出された際に感知して警報を鳴らすのが熱検知式です。煙検知式は寝室、階段、廊下に設置され、熱検知式は台所などの火や熱を使用する場所に設置されることがほとんどです。

●その他

その他には、音声で警報を知らせるタイプやブザーで警報を知らせるタイプなどがあります。自分ならどのように警報を出してもらえれば気づきやすいかなどを考慮して選ぶことが大事です。

■火災警報器の取り付け位置

最後に、火災警報器を取り付ける位置について紹介していきます。

●天井

天井に設置する場合は、壁または梁(はり)から60センチ以上離れた位置に設置するようにしましょう。

●壁

壁に設置する場合は、天井から15センチ以上、50センチ以内の位置に設置するようにしましょう。

■火災警報器を設置して、命を守りましょう

今回は火災警報器について紹介をしましたが、いかがでしたでしょうか。火災警報器を設置することにより、自分自身はもちろんのこと、周りに住んでいる方への被害も減らすことに繋がります。また、火災警報器といっても種類はさまざまなので、住んでいる環境に合った火災警報器を設置するようにしましょう。

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